ギフトマナー完全ガイド - 贈答の美学、日本の心を形にする
ギフトマナー完全ガイド - 贈答の美学、日本の心を形にする
序章 - 贈り物に込められた、日本人の美意識

形式の中に宿る、真心
日本の贈答文化は、世界でも類を見ない繊細さと奥深さを持つ。のし、水引、表書き。これらは単なる装飾ではない。それは、相手への敬意、感謝、そして関係性を表現する、洗練された言語だ。
特に和牛ギフトのような高額な贈り物においては、マナーを守ることが一層重要となる。どれほど高級な松阪牛を贈っても、のしが不適切なら、相手に不快感を与えかねない。逆に、適切なマナーを踏まえた贈り物は、品物の価値以上の感動を生む。
本稿では、和牛ギフトを中心に、日本の贈答マナーを完全網羅する。お中元、お歳暮、慶事、弔事。あらゆるシーンにおいて、自信を持って贈り物ができるよう、プロの視点から徹底解説する。
第一章 - 日本の贈答文化の本質

「つつしみ」と「もてなし」の精神
日本の贈答文化の根底にあるのは、二つの精神だ。
つつしみ 自分を控えめに表現し、相手を立てる。「つまらないものですが」という言葉は、決して本当につまらないものを贈るわけではない。それは、「あなたに相応しいものではないかもしれませんが」という謙遜の表現だ。
もてなし 相手の立場、状況、好みを考慮し、最適な品を選ぶ。包装、のし、メッセージ。すべてにおいて、相手への配慮を形にする。
この二つのバランスが、日本の贈答文化を特別なものにしている。
贈答の三原則
原則1:関係性に応じた品を選ぶ 上司には高級品を。同僚には気軽な品を。相手との距離感を見極め、適切なレベルの品を選ぶことが、マナーの第一歩。
原則2:時期を守る お中元、お歳暮、それぞれに適切な時期がある。時期を外すことは、マナー違反となる。
原則3:形式を整える のし、水引、表書き。これらの形式を正しく理解し、実践すること。形式は、相手への敬意の表現だ。
現代における変化
伝統的なマナーは守りつつも、現代の生活様式に合わせた柔軟性も必要だ。
- メッセージカードのデジタル化(QRコードなど)
- 環境配慮の包装材
- オンラインでの贈答管理
伝統と革新。このバランスが、2025年の贈答マナーのキーワードだ。
第二章 - のしの完全理解

のしとは何か
「のし」の正式名称は「熨斗(のし)」。元々は、アワビを薄く伸ばして乾燥させたもの(熨斗鮑)を、贈り物に添えた習慣に由来する。アワビは高級品であり、贈り物を格上げする意味があった。
現代では、紙に印刷された「のし紙」を使用する。こののし紙には、水引、のし(飾り)、表書きが印刷されている。
のしの構造
のし紙は、以下の要素で構成される:
-
水引(みずひき):紙の中央を結ぶ帯
-
のし飾り:右上の飾り(六角形の中に黄色い線)
-
表書き:水引の上部に書く、贈り物の目的
-
名入れ:水引の下部に書く、贈り主の名前
水引の種類と意味
水引は、贈答の目的によって種類が異なる。
蝶結び(花結び)
-
紐の結び目が何度でも結び直せる形
-
意味:何度あっても良いこと
-
使用場面:お中元、お歳暮、お礼、出産祝い、入学祝いなど
-
色:紅白、金銀
結び切り(真結び)
-
紐の結び目が固く結ばれ、ほどけない形
-
意味:一度きりであってほしいこと
-
使用場面:結婚祝い、結婚内祝い、快気祝い、弔事
-
色:紅白(慶事)、黒白・黄白(弔事)
あわじ結び(あわび結び)
-
複雑に絡み合った結び目
-
意味:末永く続くことを願う(慶事)、繰り返さない(弔事)
-
使用場面:結婚祝い、弔事(関西で多用)
-
色:紅白(慶事)、黒白・黄白(弔事)
水引の色
紅白
-
最も一般的
-
慶事全般に使用
金銀
-
より格式高い
-
特別な慶事、目上の方への贈り物
黒白
-
弔事(全国)
-
法事、香典返しなど
黄白
-
弔事(主に関西)
-
法事、香典返しなど
のし飾りの有無
のし飾りあり
-
一般的な慶事
-
お中元、お歳暮、お祝いなど
のし飾りなし
-
弔事
-
生鮮食品(魚、肉など、元々が「生もの」であるため、のしを重ねない)
和牛ギフトの場合、本来は「のし飾りなし」が正式だが、現代では簡略化され、「のし飾りあり」も許容されている。ただし、格式を重んじる相手には、「のし飾りなし」を選ぶのが無難。
第三章 - 表書きの書き方

表書きとは
水引の上部に書く、贈り物の目的を示す言葉。これにより、贈り物の意図が明確になる。
主な表書きと使用場面
お中元・お歳暮
御中元(おちゅうげん)
-
時期:7月初旬〜8月中旬
-
地域により異なるため注意
御歳暮(おせいぼ)
-
時期:11月下旬〜12月20日頃
暑中御見舞(しょちゅうおみまい)
-
お中元の時期を過ぎた場合(7月15日以降)
残暑御見舞(ざんしょおみまい)
-
立秋(8月7日頃)以降
寒中御見舞(かんちゅうおみまい)
-
お歳暮の時期を過ぎた場合、または喪中の相手へ(1月〜2月)
お礼
御礼(おれい)
-
一般的なお礼
-
ビジネス、個人どちらでも使用可
粗品(そしな)
-
ちょっとした手土産
-
ただし、目上の方には使用しない(失礼にあたる)
寸志(すんし)
-
目上の者が目下の者へ
-
会社から社員へのギフトなど
お祝い
御祝(おいわい)
-
汎用的なお祝い表書き
-
迷ったらこれ
内祝(うちいわい)
-
元々は「身内のお祝い」の意味
-
現代では、お祝いをいただいた際のお返し
出産内祝
-
出産祝いへのお返し
-
赤ちゃんの名前を名入れに
結婚内祝
-
結婚祝いへのお返し
-
夫婦連名で
御結婚御祝
-
結婚祝い
御出産御祝
-
出産祝い
御入学御祝
-
入学祝い
御卒業御祝
-
卒業祝い
御就職御祝
-
就職祝い
御新築御祝
-
新築祝い
開店御祝、開業御祝
-
店舗や事業の開業祝い
御昇進御祝、御栄転御祝
-
昇進、栄転の祝い
長寿祝い
御還暦御祝(60歳) 古希御祝(70歳) 喜寿御祝(77歳) 傘寿御祝(80歳) 米寿御祝(88歳) 卒寿御祝(90歳) 白寿御祝(99歳)
快気祝い
快気祝
-
病気が完治した際のお礼
-
結び切りの水引
快気内祝
-
退院したが、まだ通院中の場合
弔事
御霊前(ごれいぜん)
-
通夜、葬儀で使用
-
仏教、神道、キリスト教すべてで使用可
御仏前(ごぶつぜん)
-
四十九日以降
-
仏教のみ
御香典(おこうでん)
-
仏教で使用
御香料(おこうりょう)
-
神道で使用
御花料(おはなりょう)
-
キリスト教で使用
志(こころざし)
-
香典返し、法事のお返し
名入れの書き方
水引の下部に、贈り主の名前を記載する。
個人の場合
- フルネームを中央に
- 姓のみも可(親しい間柄)
夫婦の場合
- 夫のフルネームを中央に
- 妻の名前は夫の名前の左側に、やや小さく
会社の場合
- 会社名を中央に
- 役職+氏名をその下に
連名の場合(3名まで)
- 右から地位の高い順、または五十音順
- 3名がバランス良く配置されるように
連名の場合(4名以上)
- 代表者名+「他一同」
- または「〇〇部一同」
筆記具
毛筆または筆ペン
- 最も格式高い
- 重要な贈り物、目上の方へ
サインペン(太字)
- 許容される
- ただし、ボールペンはNG
印刷
- 現代では一般的
- 通販サイトでは、印刷が標準
第四章 - シーン別のし選択ガイド

お中元
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「御中元」
- 時期:7月初旬〜8月中旬(地域差あり)
お歳暮
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「御歳暮」
- 時期:11月下旬〜12月20日
母の日
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「感謝」「ありがとう」または表書きなし
- 時期:5月第2日曜日
父の日
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「感謝」「ありがとう」または表書きなし
- 時期:6月第3日曜日
誕生日
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「御祝」「Happy Birthday」または表書きなし
- 時期:誕生日当日、または数日前
結婚祝い
- 水引:紅白結び切り、または金銀結び切り
- のし飾り:あり
- 表書き:「御結婚御祝」「寿」
- 時期:挙式の1〜2ヶ月前から1週間前
結婚内祝い
- 水引:紅白結び切り
- のし飾り:あり
- 表書き:「内祝」「結婚内祝」
- 名入れ:夫婦連名
- 時期:挙式後1ヶ月以内
出産祝い
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「御出産御祝」
- 時期:生後7日〜1ヶ月
出産内祝い
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「内祝」「出産内祝」
- 名入れ:赤ちゃんの名前(読み仮名を添える)
- 時期:生後1ヶ月頃
新築祝い
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「御新築御祝」
- 時期:新居完成後、または引っ越し後
開店・開業祝い
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「御開店御祝」「御開業御祝」
- 時期:開店・開業の1週間前〜当日
快気祝い
- 水引:紅白結び切り
- のし飾り:あり
- 表書き:「快気祝」「快気内祝」
- 時期:退院後10日〜1ヶ月
お見舞い
- 水引:紅白結び切り
- のし飾り:なし(病気や怪我は「のしなし」)
- 表書き:「御見舞」
- 注意:現金や商品券が一般的。食べ物は避ける場合も
香典返し・法事
- 水引:黒白または黄白の結び切り
- のし飾り:なし
- 表書き:「志」
- 時期:四十九日後、または法事当日
お礼(一般)
- 水引:紅白蝶結び
- のし飾り:あり
- 表書き:「御礼」
- 時期:いただいた当日、または数日以内
第五章 - 内のしと外のしの使い分け

内のし
のし紙を品物に直接かけ、その上から包装する方法。
メリット
- 配送中にのし紙が破れたり汚れたりしない
- 控えめな印象
- 贈り主の名前が目立たない
適した場合
- 配送で贈る場合
- 内祝い(お返し)
- 控えめに贈りたい場合
外のし
包装の上からのし紙をかける方法。
メリット
- 一目で贈り物の目的が分かる
- 華やかな印象
- 贈り主の名前が目立つ
適した場合
- 直接手渡しする場合
- お祝い事
- 贈り物であることを強調したい場合
和牛ギフトの場合
配送の場合:内のし 配送中の破損を防ぐため、内のしが推奨される。
手渡しの場合:外のし 直接渡すなら、外のしで華やかさを演出。
迷った場合:内のし 内のしの方が無難。控えめで、マナー違反になりにくい。
第六章 - 金額とマナー

「相場」を知ることの重要性
贈り物において、金額は重要な要素だ。高すぎても、安すぎても、相手を困惑させる。
高すぎる場合の問題
-
相手に気を遣わせる
-
お返しの負担が大きい
-
「見返りを期待しているのか」と思われる
安すぎる場合の問題
-
「軽く見られている」と感じさせる
-
関係性に不釣り合い
-
失礼にあたる
関係性別 予算相場(和牛ギフト)
ビジネス関係
最重要取引先 15,000円〜30,000円
重要取引先 10,000円〜20,000円
一般取引先 5,000円〜10,000円
直属の上司 5,000円〜8,000円
個人関係
両親(実親) 8,000円〜15,000円
義理の両親 10,000円〜20,000円
親戚 5,000円〜8,000円
恩師 5,000円〜10,000円
友人 3,000円〜8,000円
お祝い事
結婚祝い 友人:30,000円〜50,000円 親戚:50,000円〜100,000円 部下:10,000円〜30,000円
出産祝い 友人:5,000円〜10,000円 親戚:10,000円〜30,000円
新築祝い 友人:10,000円〜30,000円 親戚:30,000円〜50,000円
お返しの相場
お祝いをいただいた場合、お返しの相場は:
半返し(50%)
-
一般的な相場
-
結婚内祝い、出産内祝いなど
3分の1返し(33%)
-
目上の方からいただいた場合
-
高額なお祝いをいただいた場合
注意 お中元、お歳暮は基本的にお返し不要。ただし、お礼状は必須。
第七章 - タブーとNG事項

贈ってはいけないもの・シーン
刃物
- 意味:「縁を切る」
- 避けるべき:結婚祝い、新築祝い
- 例外:料理好きな方へのリクエスト品
ハンカチ
- 意味:「手巾(てぎれ)」→「手切れ」
- 避けるべき:お祝い全般
- 例外:高級ブランドで、相手の希望品
櫛(くし)
- 意味:「苦」「死」を連想
- 避けるべき:すべてのシーン
靴、スリッパ
- 意味:「踏みつける」
- 避けるべき:目上の方への贈り物
- 例外:リクエストされた場合
時計
- 意味:「勤勉であれ」→目上の方には失礼
- 避けるべき:上司、恩師への贈り物
- 例外:退職祝いなど、特定のシーン
現金(裸)
- 避けるべき:お祝い、お見舞い
- 正しい方法:祝儀袋、のし袋に入れる
数字のタブー
4(死)
- 4本、4個など、4という数字を避ける
9(苦)
-
9本、9個など、9という数字を避ける
偶数(割り切れる)
- 結婚祝いでは、「別れる」を連想
- ただし、2、8は例外(ペア、末広がり)
吉数
- 3、5、7:奇数は吉
- 8:末広がりで縁起が良い
シーン別NGギフト
病気見舞い
- NG:鉢植えの花(根付く→寝付く)
- NG:シクラメン(死、苦を連想)
- NG:椿(首から落ちる)
- OK:花束(切り花)、お見舞金、商品券
新築祝い
- NG:火を連想させるもの(赤いもの、ライター、灰皿)
- OK:家具、家電、観葉植物、現金
開店・開業祝い
- NG:赤字を連想させる赤いもの
- NG:火事を連想させるもの
- OK:観葉植物、置き時計、現金
結婚祝い
- NG:刃物、ハンカチ、割れ物
- NG:偶数(2、8は除く)
- OK:ペアグッズ、家電、現金
弔事
- NG:派手な色、華やかな包装
- NG:のし飾り付き
- OK:質素な包装、黒白の水引
第八章 - お礼状・メッセージカードの書き方

お礼状の基本構造
贈り物をいただいた際、お礼状を出すのがマナー。特にビジネスや目上の方からの贈り物には、必須だ。
構成
- 頭語(とうご):「拝啓」「謹啓」
- 時候の挨拶:「盛夏の候」など
- 感謝の言葉:「ご丁重なお品を賜り」
- 品物への言及:「家族一同で美味しくいただきました」
- 今後の抱負:「今後とも精進してまいります」
- 結びの言葉:「まずは略儀ながら書中にて御礼申し上げます」
- 結語(けつご):「敬具」「謹言」
ビジネス向け お礼状文例
拝啓
盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は、ご丁重なお中元の品を賜り、
誠にありがとうございました。
結構なお品をいただき、恐縮いたしております。
早速、社員一同で美味しくいただきました。
極上の和牛に、皆、感激いたしておりました。
今後とも、より一層精進してまいる所存でございます。
何卒変わらぬご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
敬具
令和7年7月15日
株式会社〇〇
代表取締役 〇〇〇〇
```
**個人向け お礼状文例**
```
拝啓
暑中お見舞い申し上げます。
この度は、結構なお品をいただき、
誠にありがとうございました。
〇〇様のお心遣いに、家族一同、
深く感謝いたしております。
早速、すき焼きにして、
美味しくいただきました。
子供たちも大喜びで、
楽しい食卓となりました。
暑さ厳しき折、
どうぞご自愛くださいませ。
まずは取り急ぎ、御礼まで。
敬具
令和7年7月20日
〇〇〇〇
```
**カジュアルな お礼文例**
親しい間柄なら、形式にとらわれすぎず、自分の言葉で。
```
〇〇さんへ
美味しい和牛、ありがとうございました!
昨日の夜、家族みんなで
すき焼きにして食べました。
子供たちが「おいしい!おいしい!」って
大騒ぎで、あっという間になくなっちゃいました。
こんな高級なお肉、
普段はなかなか食べられないので、
本当に嬉しかったです。
また近いうちに、遊びに行かせてください。
その時は、今度は私がご馳走しますね!
本当にありがとうございました。
〇〇より
お礼のタイミング
理想:当日中 品物が届いたその日のうちに、電話またはメールでお礼を伝える。
必須:3日以内 遅くとも3日以内には、お礼状を送る。
1週間を超える マナー違反と受け取られる可能性。早急に対応を。
第九章 - 特殊なシーンのマナー

喪中の場合
自分が喪中
- お中元、お歳暮:贈ってOK(感謝の挨拶であり、祝い事ではない)
- 表書き:「寒中御見舞」に変更
- 水引:なし、または地味な色
- 時期:四十九日後
相手が喪中
- お中元、お歳暮:贈ってOK
- 表書き:「寒中御見舞」に変更
- 時期:四十九日後、または喪中期間を避ける
- 配慮:派手な包装は避ける
災害時
被災地への支援
- 物資:自治体やボランティア団体を通じて
- 義援金:信頼できる団体へ
- 個人への贈り物:相手の状況を確認してから
取引先が被災
- お見舞い:現金、商品券が実用的
- 物資:事前に必要なものを確認
- タイミング:落ち着いてから
海外の方への贈り物
文化の違いを理解する
- のしや水引:説明カードを添える
- 金額:相場が異なる場合も
- タブー:国や宗教により異なる
イスラム教徒
- 豚肉:絶対NG
- アルコール:NG
- ハラル認証の食品を
ヒンドゥー教徒
- 牛肉:NG(神聖な動物)
- 和牛ギフトは避ける
ユダヤ教徒
-
コーシャ認証のない食品:避ける方が無難
宗教が不明な場合
-
食品は避け、別のギフトを検討
第十章 - オススメのギフト形式

「選ぶ楽しみ」 を贈る特別なカタログギフト「Wagyu Selection OGAWA×onion」
「松阪牛」をはじめとする4種の厳選極上和牛と、焼肉・すき焼き・ステーキなど10つの商品カテゴリーを組み合わせた計34種から選べるカタログギフト
各10,000円
例)
- 焼肉霜降り(肩・モモ・バラ・ロース) 松阪牛
- ステーキ(サーロイン ・リブロース) 常陸牛
- すき焼き(肩・モモ) 前沢牛
-
小川のハンバーグ
第十一章 - よくある質問とトラブル対応

Q1:のしを間違えてしまった場合
A:気づいた時点で、すぐに先方に連絡。 「のしの表書きに誤りがございました。大変申し訳ございません」 正しいのしで再送、または丁重に謝罪。
Q2:贈り物が配送事故で届かなかった
A:配送会社と連携し、状況確認。 相手には、すぐに連絡と謝罪。 再送手配を即座に。
Q3:相手から「受け取れない」と言われた
A:会社の規定、または立場上の理由が多い。 無理強いせず、「承知いたしました。失礼いたしました」と引き下がる。
Q4:お返しが届いたが、自分はお返し不要と思っている
A:お返しをいただいたら、必ずお礼を。 「お気遣いいただき、ありがとうございました」
Q5:お中元を贈ったが、相手から何も反応がない
A:配送を確認。届いていれば、相手の都合もある。 1週間経っても連絡がない場合、軽く確認の連絡を。 「先日、お中元をお送りしましたが、お手元に届きましたでしょうか」
Q6:相手からお中元が届いたが、自分は贈っていない
A:お礼状を送る。お返しは基本不要。 ただし、今後も関係が続くなら、お歳暮で贈る。
Q7:金額が分かる状態で届いてしまった
A:通販の納品書が同梱されていた場合など。 先方には「納品書を誤って同梱してしまいました。大変失礼いたしました」と謝罪。
Q8:贈った品物を相手が好まなかった
A:事前のリサーチ不足が原因。 今後は、相手の好みを丁寧に確認する。 既に贈ってしまった場合は、次回に活かす。
結論 - マナーは、心を伝える技術

日本の贈答マナー。それは、単なる形式ではない。相手への敬意、感謝、そして思いやりを、洗練された形で表現する技術だ。
のし、水引、表書き。これらを正しく理解し、実践すること。それは、「あなたを大切に思っています」というメッセージを、最も美しい形で伝えることに他ならない。
極上の和牛を贈る時、その品質とともに、マナーという名の「心」を添える。その両方が揃って初めて、贈り物は完成する。
次回、大切な方へ贈り物をする際には、このガイドを手元に置いていただきたい。そして、日本の美しい贈答文化を、自信を持って実践していただきたい。
形式の中に、真心を込めて。
創業1938年の「目利き」が厳選。
松阪牛など4銘柄から“相手が選べる”極上和牛ギフトをご存じですか?
大切な方への贈り物、本当に喜ばれるものを選べていますか?
「Wagyu Selection OGAWA×onion」は、食肉のプロフェッショナル「小川グループ」が厳選した、松阪牛をはじめとする4大銘柄牛のカタログギフトです。
受け取った方は、ステーキやすき焼き、希少部位など約40種類のメニューから「今一番食べたいもの」を自由に選べるため、好みを外す心配がありません。 住所を知らない相手にもLINEやメールで手軽に贈れる「eギフト」と、手渡しに最適な「ギフトカード」の2種類をご用意しました。
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